鍵事件

写真はネット上の写真をお借りしました。
道路の溝のコンクリートのふたの穴。写真はイメージで実際の現場とは関係がありません。

 エステルの車に友人ピアノの先生Mを乗せて目的地に着きました。

 

 山際の白線の中に車を駐車して鍵を抜き,車のドアを開け車から降りようとすると・・・・鍵がするりとエステルの手から滑り落ち,そのまま,道路のコンクリートの溝のふたの穴に落ち込みました。

 

 結構小さい穴ですよ。わざわざその中に鍵が落ちますか?普通・・・

 

「あ・・・・・落ちた・・・・。」

 

幸い深さがそんなに無いので,暗いところでも見える反射材の布でできた青いクマのキーホルダーが怪しく輝いています。この日を予測していたかのように,自分はここにいると主張しています。

 

「なんで,いっつもこうなんだろう・・・よりによって・・・」

 

人間,切羽詰まるり焦ると変なことをします。冷静に考えると絶対持ち上げられないと簡単に判断できるコンクリートの蓋を素手で開けようとしました。

 

当然ですが,持ち上がりません。


どうしようかと思案している間にMが,がっつり自分の綺麗な日傘の柄を突っ込んでいます。

 

「傘が痛むって・・・」

 

そう思いながら,車の中を探すと,スーパーが,集めてくれる透明のトレイの長いのが車に乗せてあったのでそれで救い出そうと試みました。

 

ポロッ・・・

 

それも穴の中に落ち込みました。

 

「あーーー・・・!!!」

 

ますます取れにくくなりました。だって,鍵の上にそれが乗っかってしまって鍵を隠した状態になってしまいました。

 

仕方ない,傘をやはり犠牲にしようとエステルのお気に入りのフリルどっさりの日傘の柄を穴の中に入れて,キーホルダーを柄にひっかけようと試みました。

 

取れません。

 

今度は木の枝で挑戦してみました。取れそうですが,もうちょっとのところでぽろっと落ちてしまいます。

 

「この細い枝でやってみて」

 

Mがいい感じの枝を探してくれました。これなら何とかなると,枝を手にしてすぐに思いました。

 

スカートで,木の枝を持って溝の穴を真剣に見つめながらごそごそしている様子はどんなだったでしょうか。

 

いいのです。どう思われるかなんて関係ないのです。

鍵を取り出さないと!

 

救出成功です。

 

青いクマと,教室の生徒のお土産のキーホルダーと,しんばしのカードと,茶色の革のキーホルダーを付けた鍵が取れました。

 

穴に落ちないくらい大きなキーホルダーを付けないといけないかもしれません。

 

昨日の午後の話ですが,今日もMと鍵事件として話題に上りました。

 

今日の楽しい気持ち

もし取れなかったらどうしたらいいでしょうか?とれてよかった。

 

 

 

 

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コメント: 3
  • #1

    えちじぇん(810jr) (金曜日, 07 6月 2013 07:55)

    私も々経験がありますよー!
    仕事で市内の総合病院に行ったとき、車から降りて
    さー病院へ行くぞと思った時に、チャリン!
    見事に側溝の中へ!同じように金属の網で蓋をしてあって・・・
    結局、お客様である病院の事務の方が何かをつかって(覚えてない)
    取り出してくれました。
    車を停めており立つあたりに側溝があるケースが多々あります。
    私もいまだに注意しながら働いてますよー。
    取れてよかったね!

  • #2

    ウラン (金曜日, 07 6月 2013 10:21)

    大変な思いをされましたね~。

    よく聞きますね~。キーを無くす話…。
    それと、車中にキーを置いたまま、ロックしてしまうとか・・・。

    エステルさんは、不幸中の幸いだったと思います。

    スペアキーもなく、万事窮す に陥ったら、市内にも何軒かある、鍵屋さんに現場まで来てもらって、鍵穴から型を取ってもらって、キーを作るしかないと聞きます。

    どっちにしても、失くさない用心をすべきなんでしょうね~。
    でも、用心していても、ハプニングは起きますしね~。

  • #3

    ark (土曜日, 08 6月 2013 00:22)

    えちじぇん

    えちじぇんもやりましたか?!
    びっくりするよね,あれ・・・
    もし取れなかったら,やっぱり市役所の道路課みたいな所に連絡するのかしらね。

    ウランさん
    車中にキーを入れたまま閉じ込めた場合,うちの夫を呼んでくださったら開けますよ。青いハンガーを分解して・・・
    エステルはそのぐらいのことは何度も何度もやりました。
    自慢してどうする!