初ジョン(今度から副タイトルを付けます)
いよいよ,山本家に到着しました。
エステルは人と初めて会う時,ひたすら楽しみでしょうがないのです。人見知りなのに・・・?全然,緊張したり,どうしようと思ったり,何を話したらいいんだろうと考えたりしません。とにかく物凄く楽しみなのです。基本的に人が好きなのだと思います。
対照的に夫は人が嫌いです。(動物が好きです)でも,話題が豊富であらゆる分野の一応の知識があって,得意な分野に関しては博士にでもなる気ですか?と質問したくなるくらい勉強しています。
それで,二人で対処すれば初めて会う人と大概は親しくなれます。
マネージャーは山本家に入るのではなくて,玄関の横の駐車場をすり抜けて,家の裏の古い方のもう一軒の家に案内してくれました。
「お邪魔します。」
と興味津々で玄関に入ると,あまり表情は無いけれど,端正な顔立ちの,綺麗ではない格好のジョンが歓迎とまでは行かないけれど,一応,「来たのですか?」みたいな挨拶をしてくれました。
この日本の文化として,あまり人をジロジロ見無いことがルールだということくらいはエステルだって知っっています。でも見たくてしょうがありません。その衝動を抑えながら伏し目がちに慎ましく普通の一般的なご挨拶をしました。(これを猫をかぶるというのでしょうか?)
古い家の玄関を入ってすぐ左手の部屋のソファーに案内されました。今は亡き愛犬Aも玄関正面の階段の下にいました。ギターが何本か並べられて,機材も奥に沢山見えています。綺麗な家が目の前にあるのに,この人はここが気に入ってるんだろうなと思いました。
娘さん二人の写真,モトクロスの写真・・・大切にしているものが予測できます。
ジョンの顔をジロジロ見ない分,部屋はぐるぐるじろじろ見ていいかなと判断し,そうしました。
ギターと,バイクだなんて・・・これはうちの夫と趣味が共通過ぎて,朝までコースかなぁとぼんやり思いました。
そこで一番緊張していたのは多分マネージャーだったと思います。お見合いの仲介人みたいになって,ギクシャクお茶を(珈琲だったかな?)もてなしてくれました。
つづく
今日の楽しい気持ち
これを読んだジョンがどう反応するか考えたら楽しい
コメントをお書きください
ジョン (金曜日, 01 2月 2013 17:35)
あの時の情景が目に浮かびます。はっきり覚えています。
これからどんな話に進展するのか、自分は知っているけど、
それをエステル達がどの様に感じたのかを知るのが・・・
不安。
エステル (金曜日, 01 2月 2013 23:40)
(爆笑)
ジョンが語った事も覚えていますか?
その内容は,書かない方が良いですよね。
書いてもよければ書きますが・・・